自然探訪スクール第5回講座「志古の石炭と磐座(いわくら)」(11月9日)実施報告

令和元年11月9日(土)、自然探訪スクール第5回講座「志古の石炭と磐座(いわくら)」を開催いたしました。講座に参加していただいた皆様、講義を担当していただきました後先生、そしてご協力いただきました先生方、誠にありがとうございました。

当日は予定通り、志古ウォータージェット船乗り場第2駐車場に集合し、志古炭鉱跡にて観察を行いました。

 

では、当日の様子をご報告いたします。

 

午前9時30分、講座は、志古ウォータージェット船乗り場第2駐車場にて開始しました。

 

 

 

 

 

 

講義が始まり、後先生から配布資料について説明があり、その後、炭鉱跡へと出発しました。

到着後、講師の後先生より、石炭の特徴や石炭層の説明を受けました。石炭層は厚さ15~70㎝(平均25㎝程度)で人の体が入る坑道よりも薄いため、石炭と共に不要な岩石も採掘して分別していたそうです。

 

 

 

 

 

 

次に、貝持嶋に移動しました。ジオサイトでもある「志古の貝持嶋」は熊野川を上流から下流まで見渡せる絶好の位置にあり、そこで、平成の紀伊半島大水害(2011年)の説明がありました。水害当時の写真を見ながら、当時熊野川の水位がどこまで来ていたか、ドライブイン志古の建物にあるオブジェがその高さを示していて、参加者たちはその高さに驚いていました。

 

 

 

 

 

 

最後に、志古の磐座(いわくら)へ向かいました。ここもジオサイトになっており、岩の層から実際は岩の向きが違う向きであったことや、岩の裏にノジュールがあることのお話がありました。

 

 

 

 

 

 

最後に、後先生は「今日は、「ジオサイト:志古の磐座」「ジオサイト:志古の貝持嶋」を訪れた。ジオパークセンターで映像を見て、実際に本物を見に来てほしい。」とまとめられ、講座を終了しました。

 

 

次回の講座は12月1日(日)、19時から宇久井ビジターセンターにて開催予定でしたが、時間の変更があり、18時20分から開始となります。集合場所は、宇久井ビジターセンターで、講義名は「月のクレーターと冬の星座」です。講師は小林眞人(こばやしまさと)先生です。今回参加していただいた参加者の皆様、そして新宮・熊野地方の自然に興味がある皆様の参加をお待ちしております。

※雨天時は、宇久井ビジターセンター内にて、座学となる可能性がございます。

参加申込は新宮市教育委員会【文化振興課】へ電話・FAX・メールのいずれかでお申し込みください。参加対象者は小学三年生から大人までです。1講座だけの申し込みも可能ですし、あらかじめ年間を通しての申込みも可能です。1家族年間3,000円となっておりますので、ぜひご参加ください。

 

詳細は下のリンクからお願いします。

令和元年度 自然探訪スクール 申込み方法 年間スケジュール

 

文化振興課・連絡先

TEL:0735-23-3368

FAX:0735-23-3370

E-mail:bunka@city.shingu.lg.jp