歴史探防スクール第4回講座「世界遺産阿須賀神社とその周辺(フィールドワーク)」(10月28日開催)実施報告

平成30年10月28日(日)、歴史探訪スクール第4回講座「世界遺産阿須賀神社とその周辺(フィールドワーク)」を開催いたしました。講座に参加していただいた皆様、講義を担当していただきました坊先生、中瀬古先生、誠にありがとうございました。

 

では、当日の様子をご報告いたします。

 

午後2時、阿須賀会館にて講義が始まりました。講義資料を用いて坊先生、中瀬古先生からそれぞれ約30分ずつ阿須賀神社や阿須賀神社にかかわる文化財、宮井戸遺跡(市指定文化財)、周辺の昔の風景、歴史の移り変わりなどを講義いただきました。

 

 

 

 

 

 

 

その後、実際に阿須賀神社周辺を探索し、景色の移り変わりや残されている文化財を見て回ります。

まず、熊野川の河口付近の風景を観察します。商業の港町として栄えていた時の古写真には、百隻以上の帆船が写っていました。当時の帆船をイメージしながら、現在の河口の様子を観察し、当時に想いを馳せました。

 

 

 

 

 

 

 

次に、宮井戸遺跡に向かいます。大きな石に刻まれている梵字を見て参加者の皆さんは、それぞれ先生に質問していました。その後、阿須賀神社の境内、新宮市立歴史民俗資料館を見学しました。

 

 

 

 

 

 

 

講義の最後にそれぞれ先生方にコメントをいただきました。

坊先生「速玉大社よりも後に熊野参詣道の一部の阿須賀王子跡として、世界遺産に追加登録された。歴史的にも大変重要なものなので、大切に後世に残していきたい。」

中瀬古先生「新宮はずっと繁栄の蓄積され続けてきたおもしろい町。近代以降も材木を積みだしたりと発展してきた。古い資料等があればご協力いただきたいと思うので、今後ともよろしくお願いします。」

とそれぞれ、まとめられました。

 

次回の講座は平成31年1月20日(日)、午後2時から福祉センターで開催されます。講義名は「太地水産共同組合(大敷)の百年ー社会貢献を中心にー」です。講師は江崎隆司(えざきたかし)先生です。今回参加していただいた参加者の皆様、そして新宮・熊野地方の自然に興味がある皆様の参加をお待ちしております。

※申し込み締め切りは1月16日(水)です。

 

参加申込は新宮市教育委員会【文化振興課】へ電話・FAX・メールのいずれかでお申し込みください。参加対象者は中学生以上~大人までです。1講座だけの申し込みも可能ですし、あらかじめ年間を通しての申込みも可能です。一人年間1,000円となっておりますので、ぜひご参加ください。

 

詳細は下のリンクからお願いします。

平成30年度 歴史探訪スクール 申込み方法 年間スケジュール

 

文化振興課・連絡先

TEL:0735-23-3368

FAX:0735-23-3370

E-mail:bunka@city.shingu.lg.jp