平成31年2月2日(土)、歴史探訪スクール第6回講座「目で見る新宮熊野の近代史(5)」を開催いたしました。講座に参加していただいた皆様、講義を担当していただきました中瀬古先生、誠にありがとうございました。
では、当日の様子をご報告いたします。
午後2時、新宮市福祉センターにて講義が始まりました。講義資料とパワーポイントを用いて中瀬古先生から明治後期から大正時代に発行された「熊野百景写真帖」等について、実際に写真や絵ハガキなどを交えて解説・講義いただきました。
中瀬古先生が所有している絵ハガキや写真などをスライドに映しながら、一つ一つを解説いただきました。久保写真館は大正2年以降に、改訂版「紀伊熊野百景」等の一般販売を開始し、熊野地方の風景などを紹介しました。「紀伊熊野百景」は、版を重ねるうちに、広告や時刻表などの記載が増えてきて、ガイドブックなどとしても利用されていたのではないかと話していました。
その後、新宮市文化財保護審議会の視察研修で訪れた、福井県の一乗谷朝倉氏遺跡、三国湊を紹介。遺跡は一部を復元し街並みを再現しつつ、平面的な整備も行われており、遺跡の整備活用の参考になったと話していました。他にも、熊野学研究委員会の富士山研修や歴史探防スクールの子ども講座、昨年12月に開催された子供遺跡探検など、今年度に行った文化財や熊野学関連の活動についてお話しいただきました。
歴史探防スクールは今回で今年度の最終回を迎えました。あわせて閉講式を行い、新宮市教育委員会 速水教育長より閉講に際してご挨拶いたしました。また、年間参加者の方の中で、9名の方が皆勤賞となり、ささやかですが記念品を贈呈いたしました。
皆様の熱心なご聴講により無事に閉講することができました。本当にありがとうございました。来年度もまた歴史探防スクールの開催を予定しております。内容が決まり次第広報していきますのでよろしくお願いいたします。
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