平成31年1月20日(日)、歴史探訪スクール第5回講座「太地水産共同組合(大敷)の百年 -社会貢献を中心に-」を開催いたしました。講座に参加していただいた皆様、講義を担当していただきました江﨑先生、誠にありがとうございました。
では、当日の様子をご報告いたします。
午後2時、新宮市福祉センターにて講義が始まりました。講義資料とパワーポイントを用いて江﨑先生から太地水産共同組合の戦前の歴史を時代背景と共に講義いただきました。
まず、パワーポイントやレジュメなどの資料を用いて、もともと江戸時代は縄によって漁を行っており、それがやがて麻縄になり、形が変わり伝わってきた鰤敷網、八角網、網代網などの仕組みや形、漁の写真などを解説していただきました。
次に、太地水産共同組合とは、貸し付けを受けた漁業権を行使し、組合員共同の利益を計ると共に旧太地村の経済を援助することを目的とするものであったことや、当時の決算資料を用いて鰤敷網、八角網、網代網などの水揚量やそれに伴う世情を交えた内容で講義いただきました。
講義の最後に、「太地水産共同組合やその他多くの関係者たちは、町の基盤を支えてきた。伝統などを100年間守り続けてきていることがとても素晴らしいと感じる。太地の若い人たちにも知っていってほしい。」とまとめられました。
次回の講座は平成31年2月2日(土)、午後2時から福祉センターで開催されます。講義名は「目で見る新宮熊野の近代史(5)」です。講師は中瀬古友夫(なかせこともお)先生です。今回参加していただいた参加者の皆様、そして新宮・熊野地方の自然に興味がある皆様の参加をお待ちしております。
※申し込み締め切りは1月30日(水)です。
参加申込は新宮市教育委員会【文化振興課】へ電話・FAX・メールのいずれかでお申し込みください。参加対象者は中学生以上~大人までです。1講座だけの申し込みも可能ですので、ぜひご参加ください。
詳細は下のリンクからお願いします。
平成30年度 歴史探訪スクール 申込み方法 年間スケジュール
文化振興課・連絡先
TEL:0735-23-3368
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