自然探防スクール第９回講座「春の野草を味わう」（３月１０日）実施報告

平成３１年３月１０日（日）、自然探訪スクール第９回講座「春の野草を味わう」を開催いたしました。参加者の皆さん、講師の瀧野先生、誠にありがとうございました。今回は約４０名の方にご参加いただきました。それではスクールの様子をご報告いたします。

講義は午前９時３０分から、宇久井ビジターセンターで開始いたしました。講師は瀧野秀二（たきのしゅうじ）先生です。

当日は生憎の空模様で、宇久井ビジターセンターの周辺の野草を見て回ることはできませんでしたが、瀧野先生が準備してくれた春の野草を実際に用いてそれぞれの特徴や生育場所についての説明がありました。参加者はそれぞれおすすめの野草は何か、またおいしく食べられる調理方法は何かなど熱心に質問していました。

その後、外の屋根のあるところで実際に春の野草を天ぷらにして食べました。フキノトウやノコンギク、また少し変わったハバノリなども天ぷらにしました。天ぷらの他にも茶がゆを準備してくださり、おいしい茶がゆと天ぷらに舌鼓をうちました。

講義の終わりに、瀧野先生は参加者の子どもに天ぷらの感想を聞き、「またもっとおいしい天ぷらを準備しとかんとあかんね」、「今回のような機会でもないとなかなか天ぷらは作らないと思う。講義を通して春の野草など植物についてもっと興味を持ってもらえると嬉しい。」とまとめられました。

そして、今回の第９回講座で　平成３０年度熊野学講座第３５回自然探防スクールは閉講を迎え、今年度の閉講式を行いました。熊野学研究委員会委員長である南敏行先生は、「自然探防スクールも３５周年を迎え、大変光栄に思います。来年度もほかの委員の先生方と相談しながら、自然探防スクールを開催していきたいと思います。」とあいさついただきました。