平成29年6月18日(日)、歴史探訪スクール第二回講座「絵画資料に見る熊野の古式捕鯨」を福祉センターにて開催いたしました。参加者の皆さん、講師の櫻井先生、誠にありがとうございました。それでは当日の様子をご報告いたします。
講義は午後2時から福祉センターで開催されました。講師は櫻井敬人(さくらいはやと)先生です。約50名の方々が参加されました。
今回の講義内容は熊野の古式捕鯨についてです。太地町学芸員である櫻井先生が、熊野の古式捕鯨の様子などを描いた絵画をスクリーンに映しながら解説されました。
当時、熊野地方で捕鯨対象となっていた6種類の鯨の特徴(ザトウクジラ・セミクジラ・マッコウクジラなど)や捕鯨方法などについて説明され、鯨にまつわる様々なエピソードについても触れられました。
また和歌山県立図書館に所蔵されている捕鯨の様子を描いた絵画が、三輪崎組の捕鯨の様子を描いたものである可能性が高いことや、先日、三輪崎在住の個人の方から新宮市へ寄贈された捕鯨関係資料についても紹介されました。
寄贈資料の1つである鯨舟の模型の側面には「三ツ輪」の印がみられるなど、三輪崎組の捕鯨舟の特徴を今に伝えていると説明され、こういった地域に残る資料を収集保存し、調査研究していく必要性を話されました。
次回の講座は8月19日(土)、14時00分から、同じく福祉センターで開催されます。講義名は「熊野学講演会 大阪杭全神社(くまたじんじゃ)の縁起絵巻・熊野の本地絵巻」です。講師は鶴崎裕雄先生です。
次回、8月19日(土)の講座はオープン講座となり、参加費は無料です。※当日の受付も可能ですので、お気軽にご参加ください。
参加申込・お問い合わせは新宮市教育委員会【文化振興課】へ電話・FAX・メールのいずれかでお申し込みお願いします。参加対象者は中学1年生から大人までです。
詳細は下のリンクからお願いします。
平成29年度 歴史探訪スクール 申込み方法 年間スケジュール
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