書写妙法蓮華経印塔

本廣寺(ほんこうじ)にあるこの塔は、千家流の茶人・川上不白(かわかみふはく)(1719~1807)が、寛政9年(1797)、先祖の供養のために建立した一字一石経塚で、和歌山県の文化財に指定されています。

石碑の下には、法華経を一文字ずつ書き写した69,384個の小石が埋められているということです。

川上不白は、新宮の水野家の家臣の家に生まれ、京都の表千家如心斎のもとで茶道の修行を積みました。その後、江戸に出て千家流を広めた「江戸千家の流祖」として有名な人物です。

書写妙法蓮華経印塔