量り石

新宮市役所前の駐車場の一角に「量り石」という大きな石があります。

これは、昔、距離を示すとき基点とされた石です。この石からある地点までどれだけの距離があるかということを表しました。

江戸時代の「新宮里程地図」には、「丹鶴城へ六丁八分(約655m)、神倉へ八丁(約872m)」など、この石からの直線距離が記されています。

江戸時代の1644~1651年頃の作といわれる「新宮古図」に石の絵が描かれており、今から約350年前にはここに存在していたことがわかります。

量り石(新宮古図) P1010008