城内太鼓

この大きな太鼓は、江戸時代の終わりごろ新宮城の藩庁(役所)に置かれ、役人の出勤や退庁の合図に使われていました。その後、現在のNTTの付近に移転していた藩庁の建物が明治6年(1873)「新宮小学校」に転用されると、太鼓もそのまま小学校で使用されるようになりました。午前午後の授業開始の合図に打ち鳴らされたということです。

その後、太鼓は丹鶴小学校に引き継がれ、現在は神倉小学校で子どもたちに新宮の歴史を伝える資料として大切に展示されています。

 

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城内太鼓