別当屋敷跡

新宮信用金庫本店の駐車場前に写真の標柱があります。

平安~鎌倉時代、熊野信仰で栄える熊野三山と熊野地方を宗教的・政治的に支配していたのは「熊野別当」でした。別当の職は世襲制で、子孫が代々受け継ぎ、権勢を振るっていました。

新宮には一族の「新宮別当家」があり、その屋敷がこの一帯にあったということです。現在、標柱以外に屋敷があったことを伺わせるものはありませんが、「別当屋敷」という名前が町名として残り、皆さんに親しまれています。

P1020737