清閑院本堂

P1010269 清閑院は伝えによると、もとは下熊野地にあり、今から430年ほど前の安土桃山時代に現在地に移ったとのことです。本堂はケヤキ材を使い、屋根は本瓦葺の寄棟造りです。部屋は古くから禅宗寺院で見られる「方丈(ほうじょう)建築」という型です。建物の質が優れていること、また部分的な改造はあるものの全体として建てられた当時の形を残していることで貴重な建物です。

※本瓦葺  丸瓦と平瓦を組み合わせた昔からの葺き方。

※寄棟造り 屋根の形式。屋根が4つの面から構成されている。