大寺の梵鐘

 瑞泉寺(大寺)の鐘楼(しょうろう)には、高さ約1.2m、重さ600㎏の梵鐘が吊るされています。

 この鐘は貞享2年(1685)に造られ、毎日昼夜12回つかれて人々に時刻を知らせました。音色がよくなかったため、宝永2年(1705)に改鋳されていますが、昭和30年(1955)までの270年間、時報に用いられ人々に親しまれてきました。今も大晦日の夜には「除夜の鐘つき」で活躍し、三百数十年の歴史ある音色を響かせています。IMG_8070